布石となったボディー攻撃 村田諒太vsロブ・ブラント 第2戦

先日の、WBA世界ミドル級タイトルマッチ
失ったベルトを取り戻す、村田諒太選手の背水の陣。

見事に2ラウンドTKOで勝利しました。

その勝利への布石となったの大きな要因の一つが、1ラウンド、初回に出来る限りのボディー攻撃を重ねた事でしょう。
1ラウンドの後半辺りに、既に、結構効いたと視えるボディーブローが2発くらい入っていました。
ブラントはロープ際へ後退していましたからね。

そして、TKOへの起点となったのが、2ラウンド・51秒くらいの右ストレートでしょう。元々、村田選手の右のストレートは強打です。
しかし、その右が当たった後も、ちょこちょことボディーへの攻撃を重ねていました。それもTKOに繋がりましたね。

ダウン直前の左フックは今までの村田戦ではほとんど見掛けた事が無かったパンチです。

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それにしても、今までの村田選手の試合では、一番良かったと1ファン的に視ます。
今迄、言い方は悪いですが、単純・単調という印象が濃かったです。王座に就いても防衛できても1回2回ではないか?という印象がありました。
弱くはないけど強い!というほど強くは視えない、そんな印象。

今までの立ち気味、アップライトというよりも上体が立っている、という印象もありましたが、今回は、やや前傾気味で、相手の攻撃が効きにくい、重心を若干下げた構えで臨んでいた様に視えました。

単純・単調さが消えた!というほどではないですし、上体の動きをもっと使えないと、今後もっと強い、もっとやり難い選手は出てきますから、対応していけるか?という想像にもなってきます。

それにしてもで、一番感心したのは9ヶ月でよくここまで改良してきたな、と思った事です。
短いといえば短い、そこそこといえばそこそこな期間。
ボクシングの世界戦は、大体、4~6ヶ月おきくらいに試合します。日本人選手の試合感覚は長い方だと一般的な見方がある様です。






試合終了、現役復帰決断、練習再開、試合決定、本番と、費やされた期間が9ヶ月間とあれど、その9ヶ月間でどれほど進化するか、よほど計画的に運ばないと結構難易度の高い事でしょう。
それをそれなりに具現化した、これは結構凄いことじゃないかなと。誰もが皆、やろうとして出来る事ではありません。

努力は決して裏切らない、それを一つ、示してくれた結果でしょう。
とにかく村田諒太選手、おめでとう御座いました。




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